「田口、そういや昨日どうだった??」


俺より先に来ていた

田口はボールの入ったかごを運んでいる。




「見ての通り☆」


「あっ、ダメだったのか。」


「さらりと言うな。さらりと!!ww」





俺達はいつもの投球場所を陣取った。





「なぁ、田口。俺の腕つかんでみて。」


「あっ?なんでだよっ。」



「いいから。」


田口は不思議な顔して俺の右腕をつかむ。



「もっと強く!!」



田口の握力は確かに強かったけど、


ユキヤには負けていた。



「いたたたたっ!!もぅいい!!離せ!」


「どーしたんだよ?いきなり・・・。」



ユキヤのあの握力の強さ・・・やっぱり現役だ。



「なぁ、ユキヤって・・・」



「あー、あいつならピッチピチの野球少年だよ。」



「・・・・・。お前、知ってて・・・っ!!?」



ギロッと田口は俺を睨む。




「野球児にも知られたくない過去って言うものがあるだろっ?」



「まっ・・・まぁ。。。」



「ユキヤがリトルリーグで肩を壊したのはホント。


 それからどうやって復帰したかはしんねぇけど。」



「あいつどこ高?」



突然、ボールを触っていた田口がニヤッと笑った。



「聞きたい??☆」


「なんだよwそのもったいぶりww」



「蒼里学院だよ。」



・・・・・。