~Yusuke~
合宿が始まり、早3日。
「昨日からやけに大人しいな。」
投球練習で、田口が急に言った。
「へ?いつもこんな感じだろ?」
俺はケロッとした顔で言った。
「確かにそうだけど、今日はクリスマスだぜ?」
田口は心配そうに俺を見る。
「俺の心配してんの…?」
田口はうなずいた。
こいつ…本当に田口か…?
田口の恰好をした性格の良い宇宙人じゃないのか!?
それとも、寄生虫に寄生されてたか!?
「なんか俺…お前が惨めすぎて同情しちゃうんだよ…。
だって、彼女が居てもクリスマスに会えないとか、
結局は俺と同じ寂しい男じゃん!」
・・・・・へ?
「よし!ここは俺が一肌脱ごう!
どうだ?俺と熱いクリスマスを過ごさないか?」
「頼むから少しのあいだ、寄生されててくれ…。」
確かに今日はクリスマス。。。
昨日のイヴも練習で幸のところに行けなかった。
『今日明日、クリスマスだからと言って、
合宿サボらせるわけにはいかないからね!!!』
磯山は部員みんなを集めて言った。
俺はキャプテンなんだし、さすがに皆を裏切ってまでいけない。
今日も・・・練習だから行けない。。。
幸に・・・会いたいよ・・・



