~Hiroki~
俺は黒板の上に飾ってある時計を見た。
さて、出発か。
俺は机の中に放り込んである教科書やプリントをカバンにしまい始めた。
「もぅ…出発するの?」
磯山はカバンに教科書を入れている俺を見た。
「ああ。あっちに着いたらまた荷物整理しなきゃ行けないから。」
「だったら、授業に出ずにすぐに行っちゃえばいいのに。」
磯山は俺から教科書に目を移した。
こいつヒドイ事をさらっと言うよなww
「今年最後の授業を受けときたかったんだよ。
もしかしたら、高校最後の授業になるかもしれないし…。」
「それなのに、ほぼ寝てたよね。」
磯山は教科書に蛍光マーカーを引く。
「いいんだよ。参加する事に意義があるんだから!」
俺が胸を張って言うと、磯山はプッと笑い出す。
「あんたの進路先、間違ってないみたいだねww」
「どういう意味だよ。」
「あんたに似合ってる職業ってこと。」
磯山はつんとした言い方で言う。
「お前も教師になるんだろ?頑張れよ。」
俺はカバンを持ち、教室から出た。
俺たち高3は少しずつ夢へ向かっていく。。。



