「新井さんはあんたの大親友なんでしょ?」
「・・・うんっ!」
僕は笑った。
幸ちゃんが僕の告白に頷いた時に気づいた。
僕の今の気持ち・・・
幸ちゃんにとって僕は大親友で、
僕にとっても幸ちゃんは大親友。
気持ちは絶対薄れたりしない。
改札口を通り、僕は桜さんに言った。
「幸ちゃんに伝えといて。
僕は幸ちゃんの彼氏にはなれない。
僕と幸ちゃんは大親友なんだから…って。」
桜さんは“了解”と僕に手を振った。
いつまでも変わらない…
僕のたった一人の大親友…
そして
たった一人の初恋の人・・・
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