「あんたら部室でイチャつかないでよ~。片付けられないでしょ?」




マネージャーさんが部室の扉を開けて、ボールを戻しにきた。





「お前も男が着替えてるときに堂々と部室入んなよ。デリカシーねぇな。」



「だったら、部室じゃなくて更衣室で着替えなさいよ。


 デリカシーがないのはそっち!誰も汗臭い体なんて見ないわ。」





「汗臭い…?」





先輩の後ろから殺気が漂わせてきた。




そして、僕の背中を押し、マネージャーさんに突き出した。






「これでも、汗臭いと言うのかっ!!!!」




ちょっ…まだ上半身がはだ…っ!!!??///





「香水付けてる?」



「えっ!?…ええとっ」



「モテるね、ルーキー♪」




そう笑って、マネージャーさんは部室から出て行った。






「ちぇっ、なんだよ。ちゃんと見たのか?この筋肉を…。」




「せぇ~ん~ぱぁ~い~!!!!(怒)」




すると僕のケータイが鳴った。






「おっ!彼女からか??ww」



「だから、いませんって!!!!」



でも、ビックリした。








電話の相手が…











「…桜さん??」
























幸ちゃん…本当に元気なの…?