私がそう言ったとたん、桜さんはいきなり平手打ちした。




前よりも・・・強く・・・









「あんたの事なんかどうでもいいけどさ…。」






桜さんの声は震えていた。









「あんたのそのマイナスなところが嫌い!!!




 イコール今のあんたが大嫌いっ!!!!!」









桜さんは怒鳴った。




「一応、クラスメートとして言わせてもらうけど、


 教室で南葉君と一緒に居たアンタは

 憎たらしいぐらいにヘラヘラ笑ってたじゃない。



 それが何!?南葉君が居なくなり、


 彼氏と会ってないからって性格まで変わっちゃうの!?」






桜さんは吐き捨てるような口調で言う。





「べつにあんたのこと何も知らないから、



 あんまり偉そうなこと言えないけどさ…」




桜さんは少し黙ってから言った。









「このまま彼氏を困らせるんだったら…」







そして、私の顔を睨む。
















「彼氏と別れたほうがいいよ。」