私は車椅子を急いで漕いだ。 だって…だって… チサトちゃんが・・・ 「新井さん、そんなに速く漕ぐと危ないよぉ~。」 通りすがった看護師さんが言う。 でも…私は…事実を把握できなかった。 だって… チサトちゃんが・・・ 私はドアを開けた。 そこは暗くて、真ん中にロウソクが立ててあった。 その隣にはチサトちゃんが眠っている。 チサトちゃん… 早すぎるよ。。。 私は眠っているチサトちゃんの顔に被せてある白い布を取った。