「だってアタシ、

 ここのたこ焼き全部食い尽くすって決めたから!」








桜さんはニコニコ笑っている。





「桜さん!僕は本気で言ってるんだよ?」






僕は怒った。







「私だって本気だから。」








桜さんは僕を睨んだ。





いつもとは違う雰囲気。









こうなったら、違う人を探すしかない!







僕はそう思ったとき、桜さんは変な事を口にした。






「南葉くんが一つだけ何でも聞いてくれるならいいよ?」




へ…??





僕は目が点になった。





でも、すぐに桜さんの取引きに承諾した。





これでライブが成功するんだったら。。。





「じゃあ、取引き成立。楽譜見せて。




あっ、あとたこ焼き持ってっていい?」








僕と桜さんはリハーサルのステージに向かった。