「確かにあったけどそれがどうしたの?」
「そうなると1人で後ろに座る人がでてくることになる
けど、雪はすぐ私が後ろに座るって言って座った。
なんかそういうサラッとした優しさにグッときたんだよね。なんの躊躇もなくする感じが良くて」
確かに私は1人で座る方を選んだ
でもそれは優しさじゃない
成瀬くんが躊躇なくする優しさじゃない
「違うよ、私は優しくなんかない。自分が楽だから選んだだけ」
他の2人がそっちを選ぶと私はきっと後ろが気になって仕方がなくる。
ただ、ただそれだけ。
「それでもそれは優しさだよ。心の中で何を思ってても
周りの人がそう感じたならそうだよ」
自分のした些細な行動が、誰かの心に残っていることが
不思議で、少し嬉しかった
私は自分が思ってるよりダメな人間ではないのかもしれないと思った
優しい嘘のない彼の目がそう思わせてくれる
「そうなると1人で後ろに座る人がでてくることになる
けど、雪はすぐ私が後ろに座るって言って座った。
なんかそういうサラッとした優しさにグッときたんだよね。なんの躊躇もなくする感じが良くて」
確かに私は1人で座る方を選んだ
でもそれは優しさじゃない
成瀬くんが躊躇なくする優しさじゃない
「違うよ、私は優しくなんかない。自分が楽だから選んだだけ」
他の2人がそっちを選ぶと私はきっと後ろが気になって仕方がなくる。
ただ、ただそれだけ。
「それでもそれは優しさだよ。心の中で何を思ってても
周りの人がそう感じたならそうだよ」
自分のした些細な行動が、誰かの心に残っていることが
不思議で、少し嬉しかった
私は自分が思ってるよりダメな人間ではないのかもしれないと思った
優しい嘘のない彼の目がそう思わせてくれる


