「いないかぁ、じゃー推薦とかでも良いですよ」 推薦かぁ、成瀬亮が適任だと思うけど。 私はチラッと横目で隣の席を見た 成瀬亮は特に動く気配がない 目立つからってやりたいわけじゃないよね 隣にむけていた視線を戻そうとしたとき 成瀬亮がこっちを見てきて バッチリ目が合ってしまった あからさまにすぐそらすのも失礼な気がして 少し視線をそのままにしていると 成瀬亮がニコッと笑ってきた 予想外のことすぎて私はパッと視線をそらしてしまった