○孤児院・幼少期の朔視点
白い部屋に幼少期の朔がぽつりと立っている。
朔(ガキの頃から孤児院で過ごしてて、匠とは同じ孤児院にいたっす)
そこに幼少期の匠が隣に来る。
朔(孤児院の先生たちは優しくなくて、中学生になったら俺と匠は孤児院から脱走したっす)
朔(…でも)
○街頭に照らされてる外
朔「ハァッ、ハァッ… 」
匠「朔っ、このあとどうすんだ…」
朔「罪を犯してでもいいから海外にでも行くっすよ」
2人の口元から白い息が出る。
突然、黒い人影に朔がぶつかる。
朔「ぅわっ!」
匠「朔!?」
朔、尻餅をつく。匠、朔の元へしゃがみ込む。
男「なんだ、男か」
人影から声がする。
朔「だれだ」
朔、声を掛ける。
男「ん?僕は凛だよ♪」
軽快な口調で言ってのける。
男の顔が見える。その顔は凛の顔。
朔「…なんだこのガキ」
匠「さぁ?」
朔と匠、顔を見合わせ首を傾げる。
凛「…ふぅ。朔は両親が事故死、匠は捨てられ孤児になる。だっけ」
凛、真顔で目を瞑る。
朔と匠、凛に敵意を持つ※睨む
凛「おっと、敵意持たれちゃった。まっ、殺意よりかはマシかな」
凛、戯けた調子で笑う。
朔(なんなんだコイツ…俺たちの事情をなんで知って…)
朔、戸惑う。
匠、怖がりながら雄叫びを上げ凛に突っ込む。
匠「おらぁぁぁぁぁあ!!」
凛「ひょいっと」
凛、匠に足技(柔道の技)を入れる。
朔「匠!?」
朔、匠に近づきしゃがむ※匠は気絶
朔(何者っすよ。匠に勝つガキなんてみたことないっすよ…)
朔、唇を軽く噛む。
凛「君たちさー、だめじゃん。孤児院から勝手に出るの良くないよー♪」
凛、朔の元へ歩み寄る。
朔「黙れガキ。お前らはハッピーな生活送ってるかもしれないっすけどね、俺たちはそんな生活送れてない」
朔「孤児院なんて、二度と御免だ」
凛、足を止める。
凛「そう。…じゃあ」
凛、朔に手を差し伸べる。※顔を朔に向ける
凛「月桜組にこない?」
朔「げっおう…っ!?」
朔(月桜組って、世界屈指の極道組織じゃないっすか!?)
朔「何言ってるっすか。月桜組に誘うなんて、あんた何者…」
凛「次期ボス」
朔、畏怖する。
凛「って言ったら、信じてくれる?」
凛、笑うが目が笑っていない。※目が黒い
凛の顔がアップで背景が月。横長のイラスト。
朔、喉を鳴らす。
朔(もう、どうなってもいいっす…)
恐る恐る凛の差し出す手に自分の手を乗せる。
朔(それが、ボスとの出会いだったっす)
白い部屋に幼少期の朔がぽつりと立っている。
朔(ガキの頃から孤児院で過ごしてて、匠とは同じ孤児院にいたっす)
そこに幼少期の匠が隣に来る。
朔(孤児院の先生たちは優しくなくて、中学生になったら俺と匠は孤児院から脱走したっす)
朔(…でも)
○街頭に照らされてる外
朔「ハァッ、ハァッ… 」
匠「朔っ、このあとどうすんだ…」
朔「罪を犯してでもいいから海外にでも行くっすよ」
2人の口元から白い息が出る。
突然、黒い人影に朔がぶつかる。
朔「ぅわっ!」
匠「朔!?」
朔、尻餅をつく。匠、朔の元へしゃがみ込む。
男「なんだ、男か」
人影から声がする。
朔「だれだ」
朔、声を掛ける。
男「ん?僕は凛だよ♪」
軽快な口調で言ってのける。
男の顔が見える。その顔は凛の顔。
朔「…なんだこのガキ」
匠「さぁ?」
朔と匠、顔を見合わせ首を傾げる。
凛「…ふぅ。朔は両親が事故死、匠は捨てられ孤児になる。だっけ」
凛、真顔で目を瞑る。
朔と匠、凛に敵意を持つ※睨む
凛「おっと、敵意持たれちゃった。まっ、殺意よりかはマシかな」
凛、戯けた調子で笑う。
朔(なんなんだコイツ…俺たちの事情をなんで知って…)
朔、戸惑う。
匠、怖がりながら雄叫びを上げ凛に突っ込む。
匠「おらぁぁぁぁぁあ!!」
凛「ひょいっと」
凛、匠に足技(柔道の技)を入れる。
朔「匠!?」
朔、匠に近づきしゃがむ※匠は気絶
朔(何者っすよ。匠に勝つガキなんてみたことないっすよ…)
朔、唇を軽く噛む。
凛「君たちさー、だめじゃん。孤児院から勝手に出るの良くないよー♪」
凛、朔の元へ歩み寄る。
朔「黙れガキ。お前らはハッピーな生活送ってるかもしれないっすけどね、俺たちはそんな生活送れてない」
朔「孤児院なんて、二度と御免だ」
凛、足を止める。
凛「そう。…じゃあ」
凛、朔に手を差し伸べる。※顔を朔に向ける
凛「月桜組にこない?」
朔「げっおう…っ!?」
朔(月桜組って、世界屈指の極道組織じゃないっすか!?)
朔「何言ってるっすか。月桜組に誘うなんて、あんた何者…」
凛「次期ボス」
朔、畏怖する。
凛「って言ったら、信じてくれる?」
凛、笑うが目が笑っていない。※目が黒い
凛の顔がアップで背景が月。横長のイラスト。
朔、喉を鳴らす。
朔(もう、どうなってもいいっす…)
恐る恐る凛の差し出す手に自分の手を乗せる。
朔(それが、ボスとの出会いだったっす)


