思ったよりも大きな声が壁の中から聞こえてきて亜美は驚いてカップを落としてしまいそうになった。
すんでのところで両手でカップを持って、「どうしたの?」と、恐る恐る質問する。
私は妙な質問でもしてしまっただろうかと、不安になった。
けれど男はすぐに「大きな声を出してごめん」と、謝ってきた。
「俺にとって君は天使みたいな存在なんだ。ずっと壁の中にいて誰にも伝えられない物語を考え続けて、こんな毎日意味なんてないと思ってたところに、現れた」
天使だなんて言われて亜美の心臓がドキリと高鳴る。
そんなことを言われたのは始めてのことだった。
すんでのところで両手でカップを持って、「どうしたの?」と、恐る恐る質問する。
私は妙な質問でもしてしまっただろうかと、不安になった。
けれど男はすぐに「大きな声を出してごめん」と、謝ってきた。
「俺にとって君は天使みたいな存在なんだ。ずっと壁の中にいて誰にも伝えられない物語を考え続けて、こんな毎日意味なんてないと思ってたところに、現れた」
天使だなんて言われて亜美の心臓がドキリと高鳴る。
そんなことを言われたのは始めてのことだった。



