――休み時間。
高校に入ってから小春と仲良くなった花道凛(はなみちりん)が、さっそく駆け寄ってきて声を上げる。
「ねぇねぇ小春! 隣の子、めっちゃかっこよくない!? モデルみたい!」
「えっ、そ、そうかな……」
小春はどう返していいか分からず苦笑い。
そんな二人を、何気ないふりをしながら見ていた夏樹の眉が、再びぴくりと動いた。
「秋くん、もう女子たちの間で“サン王子”って呼ばれてるんだよ!」
「サン王子?」
「そう! フロス様は氷でしょ? 秋くんは太陽! もう正反対で、キャーって感じ!」
「……そ、そうなんだ」
ちらりと横を見る。
夏樹は無言で席に座り、教科書をめくっていた。
無愛想で、近寄りがたい。
いつもならそれだけで安心するはずなのに、今はちょっと胸がざわつく。
高校に入ってから小春と仲良くなった花道凛(はなみちりん)が、さっそく駆け寄ってきて声を上げる。
「ねぇねぇ小春! 隣の子、めっちゃかっこよくない!? モデルみたい!」
「えっ、そ、そうかな……」
小春はどう返していいか分からず苦笑い。
そんな二人を、何気ないふりをしながら見ていた夏樹の眉が、再びぴくりと動いた。
「秋くん、もう女子たちの間で“サン王子”って呼ばれてるんだよ!」
「サン王子?」
「そう! フロス様は氷でしょ? 秋くんは太陽! もう正反対で、キャーって感じ!」
「……そ、そうなんだ」
ちらりと横を見る。
夏樹は無言で席に座り、教科書をめくっていた。
無愛想で、近寄りがたい。
いつもならそれだけで安心するはずなのに、今はちょっと胸がざわつく。


