「ずーっと一緒にいてくれる?」
「もちろん!小春は僕のお姫様だから」
「じゃあ、なつくんは小春の王子様だね!」
――あの頃は、夢みたいに甘い約束を信じてた。
優しくて、笑顔が可愛くて、私だけを見てくれる王子様。
…でも、今は。
「小春、起きろ」
不機嫌そうな声で目を覚ますと、そこには眉をひそめた幼馴染・七瀬夏樹(ななせなつき)
「……はやくしろ。遅刻するぞ」
その冷たい視線が、あの王子様と同じ人だなんて信じられない。
「えっ!?もうこんな時間!?ちょっと待って〜!」
「今日は俺の勝ち。昼飯、奢りな」
桜田小春(さくらだこはる)高校2年生。
幼い頃の約束を胸に秘めながら、攻略不能な“反抗期の王子様”との毎日が始まる――。
「もちろん!小春は僕のお姫様だから」
「じゃあ、なつくんは小春の王子様だね!」
――あの頃は、夢みたいに甘い約束を信じてた。
優しくて、笑顔が可愛くて、私だけを見てくれる王子様。
…でも、今は。
「小春、起きろ」
不機嫌そうな声で目を覚ますと、そこには眉をひそめた幼馴染・七瀬夏樹(ななせなつき)
「……はやくしろ。遅刻するぞ」
その冷たい視線が、あの王子様と同じ人だなんて信じられない。
「えっ!?もうこんな時間!?ちょっと待って〜!」
「今日は俺の勝ち。昼飯、奢りな」
桜田小春(さくらだこはる)高校2年生。
幼い頃の約束を胸に秘めながら、攻略不能な“反抗期の王子様”との毎日が始まる――。

