そんなこんな考えていたら、部屋のドアが、コンコンとノックされる。外から聞こえる「入るね」って声に返事をしたらドアが開いて。
「秋人くんだぁ」
「……そうですけど」
3年生になって受験生になったら心配だからってわたしの家まで勉強を教えにきてくれるレベル。
今までも何回か無理してこなくてもいい、て伝えてきたけど「心配」の一点張り。わたしは嬉しいけど。
「秋人くんは勉強順調?」
「俺は大丈夫だけど、問題は美琴ちゃんね」
「わたしの心配なんてしなくてもいいから!」
これはもはや友達じゃなくて親なのでは?うん、そうだ。あまりにもわたしが生きるの下手すぎて母性が芽生えたのかも。
だとしたら親離れして、秋人くんを自由にさせてあげないと、わたしは酷い女の人になっちゃう。
もしかしたら今までもわたしが隣にいるから秋人くんとお近付きになりたい人も行こうにも行けなかったかもしれないし。
そんなのわたし、邪魔すぎるのでは!



