「まさかだけど、ほかの教科は全部捨てたとか言わないよね」
「安心してよ、赤点は免れた」
「やればできる子でしょ!わたし!!」なんて腰に手を当てて声高らかに言ったら、肩に乗っていた鞄を置いたら1枚1枚丁寧に見ていく。
「出来すぎだね、美琴ちゃん」
笑い混じりにわたしの名前を呼んで、またまじまじとテストをガン見している。
「じゃあ、お友達ね」なんてサラって言うから「えぇぇぇ!!!」なんて思いっきり叫んじゃった。
「何、友達なるんでしょ」
「なる、なるなるなる!!」
思いっきり立ち上がって喜んだら、目の前の秋人くんと無理やり握手をした。
普段だったら高嶺の秋人くんなんかと絶対こんな事しないけど、今回は嬉しすぎた。
どう考えても真面目で優しくてお砂糖の秋人くんだから、情けで仲良くしてくれてるんだろうけど。
それでもめちゃくちゃ嬉しかった。
「喜びすぎでしょ!?」
「だって嬉しいもん!!」
繋がれた腕をブンブン振って、喜びを体で表現したら完全に引いている秋人くん。
今はそんなこともお構い無しだけど。だってわたしは秋人くん公認変態なお友達だからね。



