「秋人くんごめんなぁ〜。このバカ娘よろしくね」
「全然いいですよ」
ば、、バカ娘なんて言い方酷すぎでしょ。
それでも見事にバツ印まみれの解答用紙に頭を抱えているわたしにはピッタリ。
「で、なに」
「勉強教えてください」
「いやだ」
悲しいことにわたしはすこぶる頭が悪かった。それはもうとっっってもね。
いざテストなんて受けたら赤点の連発。
高一から高二は何とか行けたけど、問題が高二だった。学校が嫌いな上に勉強もできないとなると大惨事なわけで。
そんなわたしを見かねて両親は同じ高校で仲が良くて(両親から見て)、頭がいい人を家庭教師として雇ったのだった。それが秋人くん。
わたしと秋人くんは両親同士が仲が良くて、いわば幼なじみってやつだ。
だからといってわたしたちも仲がいいのかと言われたら、確かに小さな頃はいっぱい遊んでたけど大きくなったら話が変わってくる。
秋人くんは高嶺の花だし、かっこいいし、イケメンだし、国宝級イケメンだし、とりあえず会ったら緊張してしまう。



