秋人くんがこわい






「じゃーん!」

「カンニングでもしたんか」

「してない!!」




わたしたちの前に並べられた5枚のテスト。数学、国語、社会、理科、英語からひと教科ずつ。いずれも100点満点。



ふ、ふふふ、と笑いながら頬杖ついて秋人くんを見上げて「100点ちゃんと取ったよ」と言った。


そんなわたしとテストを何度も見ては、「ダメだ熱出た」
なんて額に抑えて崩れ落ちる秋人くんをニヤニヤしながら見る。




「約束は忘れてないでしょ?」

「約束なんてしたっけ」

「したよ!!」





その“約束”なんて言うものには、遡ること1か月前。