「いままでいちばんおどりがそろってたね!」
「うん、でもさいごがどうしてもバラバラになっちゃうわ」
ふたりのおどりは、まだかんぺきとはいえません。
そのとき!
「それじゃあ、空のはっぴょう会には出れないよ!」
とつぜん声がきこえて、アミとエレナはびっくりしました。
まわりを見ても、だれもいません。
「たしかに声が聞こえたはずなのに……」
「アミ、下を見て!」
そこには、ぴょんぴょんととぶ、小さなほしの子がいました。
ほんのりとピンク色に光っていて、手にはちいさなベルをもっています。
「わたしはステラ。ほしのめいろのあんない人なの」
ステラはにっこり笑いました。
「はっぴょう会に出たいなら、このめいろをぬけて、空のダンスホールまで来てね!」
「めいろ?」
アミとエレナは顔を見あわせます。
ステラがベルをちりんとならすと、光の道がひろがりました。
それはぐるぐると星くずをつなげた、ふしぎなめいろです。
「道をまちがえると、夜空のすみっこにいっちゃうから気をつけて!」
「えっ! でも楽しそう!」
「……ちゃんとたどりつけるかしら?」
ふたりはドキドキしながらも、手をぎゅっとにぎって、光のめいろにふみ出しました。

バレリーナにひつようなアイテムをゲットしてゴールまで行こう!

必要なアイテム
・トゥシューズ
 星屑がリボンに絡んでいて、履くと軽やかにジャンプできる。

レオタード
 夜空色で、胸元に小さな星座模様。着ると身体がきらめいて映える。

チュチュ(衣装)
 ふわりと広がるスカートが夜空の雲のようで、舞うと星が降る。

楽譜(星座の音符が並んでいる)
 最後にピアノで演奏するために必要。

「はあ、めいろ楽しかった!」
「わたしも」
それからふたりは、近くにたからばこがおいてあることに気づきました。
「これは、ぼくからのプレゼントだよ!」
ステラがおしえてくれました。
さっそく開けてみると、そこにはシルバーのかみかざりが入っていました。
アミとエレナは、まだもっていません。
「わあ、かわいい……!」
「ほんとうにわたしたちがもらっていいの?」
ふたりに聞かれたステラは「もちろん!」とうなずきました。
「まほうがつかえたら、それはとってもきれいな色にかがやくよ」