虹を裂く

 教室に座っていた生徒達の半分以上は、終礼を待たずに教室を去っていく。

授業が終わり、他クラスから帰ってきた担任はそのことについて何も触れず、明日の連絡事項をつらつらと述べていた。

教室の壁には、今年書かれたであろう落書きがたくさんあり、黒板の角は少しへこんでいる。