マイクとマウンド、夢の向こうへ

夕食と入浴を終えた深明。

 ヨッシーが、深明のまだ濡れている髪に、そっとドライヤーを当ててくれた。

「……今日は、ありがとうね。

 映画、楽しかった」

「うん。

 こっちこそ。

 深明の可愛い私服見れて、嬉しかった。
 
恋人の特権、ってやつ。

 誘ってくれてありがとう」

ふと、視線が重なった。

どちらからともなく顔が近づき、そっと唇が重なる。

最初は、短く、やわらかいキス。

離れたあと、ヨッシーが深明の頬にそっと手を添える。

 もう一度、ゆっくりと口づけた。

今度は少しだけ長く、想いの温度が伝わるように。

唇が離れたあと、深明はヨッシーの胸元に額をそっと寄せ、そっと囁いた。