マイクとマウンド、夢の向こうへ

ヨッシーがくれたプレゼントは、新発売のキャラクターグッズの詰め合わせ。

 深明の部屋のラックに100体以上は飾られている、白いネコのものだ。

 深明は、頭をひねった。

 「ごめん!
 ヨッシー……
 プレゼント、考えてなかった……」
 
「ん?
プレゼント?

深明さえよければ、恋人らしいことしようぜ?

せっかく深明から膝枕してくれてるんだし。

深明もこの後を期待してる、ってことでいいんだよね?

深明と………キス以上のこと、したい。

俺にとっては、それが幸せすぎるプレゼントになるんだけど」

 その声は、いつもより低くて、少しだけ震えていた。

「いいよ……?
それでプレゼントになるなら。

ヨッシーの好きにして?」

 「深明、無自覚に俺のスイッチ入れてくるよな。

我慢しろって方が無理あるって……。

 可愛すぎて、どうにかなりそうなんだよ。  

深明のせいだよ。

 責任とってね?」

 彼の指先が、深明の髪にそっと触れる。

 その動きは優しいのに、どこか焦れていた。