部員たちがレポートを手に、グラウンドへと散っていく。
森下は背番号「1」を胸に、キャッチボールの相手を探していた。
佐伯は、深明の書いた「チェンジアップ習得」の欄に目を留め、静かに頷いた。
深明は、ベンチの隅でファイルの最後のページをそっと閉じた。
その手元には、もう一冊、白紙のノートが置かれていた。
——次の夏は、まだ始まっていない。
——でも、もう準備は始まっている。
ふと、ヨッシーが隣に腰を下ろす。
「……深明。
あのレポート、すごいな。
お前の言葉で、みんなが動き出してる」
「私の言葉じゃないよ。
ヨッシーが残した背中が、みんなを動かしてるの」
ヨッシーは、少しだけ笑って、空を見上げた。
「……じゃあ、次の夏は、俺も観客席から応援するか。
そのとき、隣にいてくれる?」
「もちろん。
私は、ずっと“チームの一員”だから」
グラウンドには、次世代の声が響いていた。
その音は、確かに未来へと続いていた。
そして、深明の新しいノートの1ページ目には、こう記されていた。
「2059年度・正瞭賢高等学園野球部 戦力分析ノート」
その文字は、少しだけ震えていたけれど、
確かに、希望の色をしていた。
森下は背番号「1」を胸に、キャッチボールの相手を探していた。
佐伯は、深明の書いた「チェンジアップ習得」の欄に目を留め、静かに頷いた。
深明は、ベンチの隅でファイルの最後のページをそっと閉じた。
その手元には、もう一冊、白紙のノートが置かれていた。
——次の夏は、まだ始まっていない。
——でも、もう準備は始まっている。
ふと、ヨッシーが隣に腰を下ろす。
「……深明。
あのレポート、すごいな。
お前の言葉で、みんなが動き出してる」
「私の言葉じゃないよ。
ヨッシーが残した背中が、みんなを動かしてるの」
ヨッシーは、少しだけ笑って、空を見上げた。
「……じゃあ、次の夏は、俺も観客席から応援するか。
そのとき、隣にいてくれる?」
「もちろん。
私は、ずっと“チームの一員”だから」
グラウンドには、次世代の声が響いていた。
その音は、確かに未来へと続いていた。
そして、深明の新しいノートの1ページ目には、こう記されていた。
「2059年度・正瞭賢高等学園野球部 戦力分析ノート」
その文字は、少しだけ震えていたけれど、
確かに、希望の色をしていた。



