「ちょ、ちょっと…寝てないとっ」


「宮野」


神代君がじっと私を見つめる。


「なっ、何…?/」


見つめられて顔を赤くしてしまった。


「可愛い。全部」


「あ……」


全部…可愛い?


顔、とは言わずに全部、と初めて言われて驚いてしまった。


神代君の可愛いは……。


そう思ってると神代君が私の背中に手を回して私を引き寄せる。


「へっ…!?///」


「宮野本当かわい。」


神代君は私を離そうとしない。


「神代君…!な、なぁっ、何してるの…!」


「宮野覚悟して」


神代君はまたニヤッとした顔で


「もう手放さないよ?」