女子嫌いなクール男子の溺愛。

私もいつも通り本を読んでいると神代君が火曜日の時のように私の肩にあごをおく。


「わっ…って、え?!」


いつもは隣にいるだけの定位置なのに今日は何でこっち…!


普段から私の肩にいるのはおかしいけど…!


「疲れた」


あ、そっか今日は疲れた感じだったから…ってそれにしても!!


集中して本を読めなくて心臓バクバク。


「は?」


どこからか声が聞こえて顔をあげてみるとそこに何と前私に資料を預けた女の子たちだった。


「ちょっと待ってこれどういうこと?」


怖い口調でこっちに近づきながら話しかけてくる。


神代君は動こうとしない。


でも女の子たちの方は向いているようだ。ちょっとめんどくさそうな顔をしている。