ちょっと神代君が図書室に来ることを楽しみにしちゃってる私がいる。


これには自分でも困惑。


でも、私はもう恋愛は…


そんなことを考えていたら図書室のドアが開いて神代君が入ってきた。


神代君は特に何も言わずに隣に座る。


今日の神代君ちょっといつもより何か、疲れてる?


「神代君、何かあった…?」


「ん、あー。さっき女子に囲まれて中々抜け出せなかった」


神代君はいつも昼休みは女子に囲まれている。


でも今日は一段と酷く囲まれていたみたいだ。


神代君は嫌なんだろうけど、それでもすごいな……。めっちゃモテるじゃん。


「そうなんだっ」


神代君は本当に何もせずここにいる。