「ん…」


「華恋っ!!大丈夫?!」


目を覚ますとそこには心配そうに私を見ている母がいた。


「お母、さん…?なんで…」


「学校から連絡があったの。華恋が体調悪くてって…。
 ごめんね、お母さん気づけなくて」


そういうことか…私あの時意識飛んじゃってたんだ…。


「大丈夫…。…あっ、そういえば私を保健室まで連れてってくれた男の子知らない?」


「男の子…?あぁ、神代さんかしら?
 華恋を保健室まで連れてきてくれたって」


やっぱり神代君だったんだ…本当に、神代君だったの?


「それより、食欲はある?お粥作ってこようか」


「あぁ、うん、食欲はあるかも。ありがとう」