言ったことを分かってくれたのか、今度は静かな声で鳴いた。
「おりこうさんね。」
首もとをなでると嬉しそうにゆれる。
「あなたのお名前は……シオンでいいかしら?」
「ピイ!」
シオンはパタパタ羽ばたいた。
むらさきに音で紫音。