「大変言いにくいのですが…奈々さんは今、心臓病になっています。もう少し早く気づいていれば治療も可能だったのかと思いますが…遅くても、生きられるのは一ヶ月かと…」

「ぇ」自分でもびっくりするぐらいか細い声がでた。
「ぇ、ま、待ってください。それって、もうあと一ヶ月しか生きられないってことですか?…」




「はい…」


先生ははっきりと「はい」と言った。
嘘でしょ?ねぇまだ中学生になったばっかりだよ?私、死ぬの?