「…。」


『…ッ』


「しおり?」


栞は瞳から綺麗な雫を流していた。



俺はもぅ耐えられなくて、寝てる栞を強く抱きしめ、頭をなでた。



『…いかないで?』


「栞?俺でよければお父さんのカワリにずっと、ずーっと一緒に居てやるからな?」


『…ッ』



ほんの少しだけ



栞が笑ったような気がしたー…。