さらに、いろいろなリスクに備えて3つのグループに分かれて行動している。

翡翠、常盤先輩、藍野先輩はテレビ局内にあるカフェで待機。

翡翠や常盤先輩が潜入部隊にいると、万が一なにかあったときにジュエルが解かれて、みんな見つかってしまう……というリスクに備えてのことらしい。

水瀬先輩、橘先輩、赤崎先輩の3人は屋台調査。



「ねぇ陽色…なんで僕たち男だけでお祭り回ってんの?可愛い浴衣の女の子2人は?」

「うるさい……ほら、疑惑の屋台だから。蒼のジュエルの出番だろ」



まず屋台でジュエルストーンが売られているのか、またその店員はジュエル持ちなのか、を調べてくれている。



「あの店だな」

「射的じゃねえか!……景品の中にストーンらしきものあるなっ」

「横ではストーン単体でも売っている、と」

「僕のジュエルだと触れなきゃわからないから、射的の方は景品取って確認しなきゃじゃん……琥珀ちゃんなら触れなくてもわかるのに……やっぱり琥珀ちゃんこっちに一緒に居るべきだよ!」

「おいおい……急に駄々をこねるな……」

「ははっ蒼の素が出てきたな!女の子の前ではカッコつけやがって!射的は任せろ、全部俺が取るさ」

「はぁ……とりあえず店員にお金払うよ」