「琥珀がこの反応ってことはウソじゃないってことだよねぇ。まぁ信じられないのはわかるけど……」
「それなら僕が2人と夏祭り楽しませてもらうだけだねぇ。怪しまれないよう、普通の恋人同士に見えるように琥珀か翡翠のどっちかと2人でデートして回ろっかなぁ」
「デート……?」
「そうでしょ、浴衣着た女の子と2人で夏祭り回るんだからねぇ」
デ、デート!?な、なにそれ!?翡翠と夜兄と調査するだけだよ……!
クリスタルのみなさんを見てみると、デート……浴衣……なんて言いながら、なぜか顔が少しひきつっている。
「……わかりました。俺がその役割を果たしますので、あなたは大丈夫です」
「……ただ、最終目的はなんですか?その屋台のジュエルハントですか?プロデューサーが絡んでいるか現場を押さえることですか?」
またまた珍しく、鋭い視線で積極的に発言する日向くん。
この雰囲気はクリスタルの時にしか見せない姿なのかな……私はこの日向くんも好きだな。
……いやっ、好きって別に違う違う!そういうんじゃなくて……

