ジュエル♡ハント~治癒王子は愛しの彼女を過保護に守る~




「……あなたがジュエルハントをしている目的はなんでしょう?」

「そりゃ、ジュエルが悪いことに使われるのはいい気持ちしないからねぇ」

「そういうことではなくて……例えば……ジュエルハントのその先、悪いことに使っている人にたどり着きたい……裁きたい……とか」



どういうことだろう?水瀬先輩の言葉が理解できず、話に全くついていけない。

チラッと夜兄を見ると、さっきまでと少し目の色が変わったように見える。



「すみません、失礼と思いつつあなたのことを調べさせていただきました。あなたのジュエルは確かにジュエル感知。でも……」

「それだけではないですよね?」



えっ!?

それってつまり……夜兄もジュエル2つ持ちってこと!?そんなこと聞いたことない……

夜兄は黙って聞いている。