「……あなたがジュエルハントをしている目的はなんでしょう?」
「そりゃ、ジュエルが悪いことに使われるのはいい気持ちしないからねぇ」
「そういうことではなくて……例えば……ジュエルハントのその先、悪いことに使っている人にたどり着きたい……裁きたい……とか」
どういうことだろう?水瀬先輩の言葉が理解できず、話に全くついていけない。
チラッと夜兄を見ると、さっきまでと少し目の色が変わったように見える。
「すみません、失礼と思いつつあなたのことを調べさせていただきました。あなたのジュエルは確かにジュエル感知。でも……」
「それだけではないですよね?」
えっ!?
それってつまり……夜兄もジュエル2つ持ちってこと!?そんなこと聞いたことない……
夜兄は黙って聞いている。

