ジュエル♡ハント~治癒王子は愛しの彼女を過保護に守る~



先輩たちが昨日あの場にいたのもジュエルハントが目的。

おそらくどこからかあのエメラルドの情報が入ったのだろう。

どこから……?と疑問もあるけれど、藍野先輩のホワイトハッカー使って……とか情報源はいくらでもある気がする。

なによりそれを聞いてしまって、また機密事項が増えるのは……今はちょっと勘弁したいかな。



「昨日も僕の鑑定ジュエルで、あのエメラルドが本物かジュエルストーンか見極めるつもりだった」

「まぁ昨日のエメラルドはもしかしたらすでに君たちの方で報告を上げているのかな、ただ……ここで疑問が1つ」

「ジュエルハントの報告は許可された大人でしかできないはず。僕たちも学園を通して報告をしているし」


「……君たち2人にはバックに大人がいるね?」

「昨日のマネージャーさん……かな?」



優しい口調で話しかけてくれているけれど、目をそらせないプレッシャーを感じる……さすがクリスタル。