俺自身のジュエル感知も生かせるし、日向さんが入手した情報のうちの小さな案件を俺に委託して任せたい、とのことで迷わずジュエルハンターとなった。
そんな中で可愛がっていた、いとこの琥珀がジュエルハンターに興味がある!と言ってきた。
ジュエルで役に立ちたい…キラキラした目で頼まれた。
どうしたもんか…とかなり戸惑ったが、俺もジュエルを役立てたい思いはずっと持っていたので、まだ小さい琥珀がその気持ちを持っていることに嬉しさもあった。
きちんと学校の勉強をすることを条件に、まずは翡翠とともに、ここに通わせジュエルやジュエルハントについて色々と教えた。
ちなみにこのカフェは俺の祖父母のもの。亡くなったときに譲り受けて、日向さんへの感謝も込めて店名を「日向ぼっこ」にした。本人は嫌がっていたけれど。
琥珀が頭いいのは知っていたが、ジュエルの能力や度胸も想像以上だった。
そして翡翠の変装ジュエルはジュエルハンターにとって心強い味方だった。
面白いと血が騒ぎ、彼女たちの両親に許可を取って、ジュエルハントに同席をさせてみた結果、適正として申し分なかったので、2人をどうやって生かしていくかを考えた。

