「……え?え?」
なにがなんだかわからない状況の私の首元に、冷たい感触が走る。
視線を落とすと、先程の日向くんのジュエルストーンが私の首元で光っていた。
「ネックレス……?」
「うん。いきなりアクセサリー渡すとか……引かれるのもごもっともなんだけど……そこは引かないで」
「ひっ引かないよ!だけど……どうしたの?日向くんのジュエルストーンじゃ……」
「俺の治癒を込めておいた。万が一の時には、発動するようになっている。まぁ何度も言うように、そんな状況にさせないけど」
後ろから日向くんが私をぎゅっと抱きしめる。
背中から、心配してくれているのがひしひしと伝わってきて、振りほどくことなんてできない。
「明日の前に渡せてよかった。気休めかもしれないけど、必ず付けていて……」
顔が見えないけれど、もうわかる。ホッとしたような、でも心配でたまらなくて苦しい……きっとそんな顔をしているのだろう。

