「いや、本当に会ったのはスウェイルでの顔合わせが初めてだ。言ったろう?会う当日まで本人の顔すら知らなかったって」
「そういえばそんなことを言ってたね。けど、どこかで非公式にあってたりしないのかい?僕みたいに」
まだ納得がいかないのか、アスタはしつこく尋ねてくる。その様子にリーシャは何度目か解らない溜息をついて首を横に振る。
「会ってない。ラナルフが勝手に私をどこかで見たというのなら話は別だが、私は直接言葉を交えたことはない。
それよりも、手を動かせ、手を」
窘められて渋々といった感じで仕事に取り掛かったアスタはやはりどこか上の空で、お喋りは終わったといわんばかりに山積みになっている書類に集中し始めたリーシャを横目に、アスタは小さくぼやく。
「どこかで勝手に…か。それが考え辛いから聞いてるのに…」
「そういえばそんなことを言ってたね。けど、どこかで非公式にあってたりしないのかい?僕みたいに」
まだ納得がいかないのか、アスタはしつこく尋ねてくる。その様子にリーシャは何度目か解らない溜息をついて首を横に振る。
「会ってない。ラナルフが勝手に私をどこかで見たというのなら話は別だが、私は直接言葉を交えたことはない。
それよりも、手を動かせ、手を」
窘められて渋々といった感じで仕事に取り掛かったアスタはやはりどこか上の空で、お喋りは終わったといわんばかりに山積みになっている書類に集中し始めたリーシャを横目に、アスタは小さくぼやく。
「どこかで勝手に…か。それが考え辛いから聞いてるのに…」

