「そんなに笑うほどのものか?」
「あっは、ごめんごめん。だって、リーシャがあんな…っ」
返事を返しながらも笑いが止まらないのか、返事を返す声が震えている。
そこまで笑うほど酷かっただろうか、と疑問を覚えながらリーシャは嘆息をして、口を開く。
「そんなことより、私は話があって来たんだが?」
見れば、笑い泣きするほど面白かったのか、眼尻に溜まった涙を拭うアスタが居る。
「ああ、そうだったね。
それで、ここまで来るなんて、何をしてほしいんだい、リーシャ?」
「一緒にラナルフの自室まで来て欲しい。
それから、あいつを着替えさせるか何かしてベッドの上にのせて欲しい」
抑揚の無い声音で告げられるそれに、アスタは笑うのをぴたり、と止めてリーシャを見遣る。
「まさか倒れたのか?
今日の話だぞ、そろそろ危ないって話してたのは」
「そのまさかだよ。熱は無いようだからきちんと睡眠を取って、食べるものを食べて休めば大丈夫なはず。
ただ、私一人じゃあいつをベッドの上に移動させるのは無理だから手伝って欲しいんだ」
「それは良いけど、医師達に連絡は?」
「しない。可能なら、アスタから明日の政務は適当に理由をつけていけない、という旨も伝えて欲しい」
「それが、どういうことか解ってる?」
「理解してる。医師に連絡するのが正しいのも解ってる。
けど、正しいのがいつも良いことだとは、限らないだろ?」
不敵な笑みで質問に答えるリーシャに、アスタは諦めにも似た表情で頷いた。
「あっは、ごめんごめん。だって、リーシャがあんな…っ」
返事を返しながらも笑いが止まらないのか、返事を返す声が震えている。
そこまで笑うほど酷かっただろうか、と疑問を覚えながらリーシャは嘆息をして、口を開く。
「そんなことより、私は話があって来たんだが?」
見れば、笑い泣きするほど面白かったのか、眼尻に溜まった涙を拭うアスタが居る。
「ああ、そうだったね。
それで、ここまで来るなんて、何をしてほしいんだい、リーシャ?」
「一緒にラナルフの自室まで来て欲しい。
それから、あいつを着替えさせるか何かしてベッドの上にのせて欲しい」
抑揚の無い声音で告げられるそれに、アスタは笑うのをぴたり、と止めてリーシャを見遣る。
「まさか倒れたのか?
今日の話だぞ、そろそろ危ないって話してたのは」
「そのまさかだよ。熱は無いようだからきちんと睡眠を取って、食べるものを食べて休めば大丈夫なはず。
ただ、私一人じゃあいつをベッドの上に移動させるのは無理だから手伝って欲しいんだ」
「それは良いけど、医師達に連絡は?」
「しない。可能なら、アスタから明日の政務は適当に理由をつけていけない、という旨も伝えて欲しい」
「それが、どういうことか解ってる?」
「理解してる。医師に連絡するのが正しいのも解ってる。
けど、正しいのがいつも良いことだとは、限らないだろ?」
不敵な笑みで質問に答えるリーシャに、アスタは諦めにも似た表情で頷いた。

