律はすぐに玲奈の耳元から離れて玲奈の次のセリフを待っている。
玲奈は、ハッとしたのか、セリフを口に出す。
「王子様……私はあなたのおかげで──…」
セリフの途中で律が玲奈の腰を抱き寄せる。
完全にアドリブだ。予想外のことに玲奈は頬を赤らめセリフなんて飛んでしまう。
『ずっと一緒にいるのですよ。俺の可愛いお姫様?』
その律のセリフで無事、劇が終わる。
てか、こんなセリフなんてないし、腰を抱き寄せるなんて、台本に書いていなかったはず…どうして…?
玲奈の頭が真っ白になり困惑した様子の中、
観客席から歓声や拍手、中には開いた口が塞がらない人や涙を流す人までいる
「さいこぉ…」「2人とも可愛いしかっこよかった…」
「あ〜、劇見に来てよかったぁ…!」
「玲奈も律くんもよかったよー!ありがと〜!」
律と玲奈は軽く礼をして
玲奈は幕が降りるまで観客のみんなに笑顔で手を振っている。
律は幕が降りるまでぼーっと玲奈を見つめている。
幕が降りると安心したのか玲奈はその場で崩れ落ちると、そんな玲奈を見た律が手を差し伸べる。
『おつかれ。立てるか?』
玲奈は差し伸べられた手を取り立ち上がる
「…ありがと、橘くんもお疲れ様。」
─────そう言って2人は舞台裏に戻って行った。
玲奈は、ハッとしたのか、セリフを口に出す。
「王子様……私はあなたのおかげで──…」
セリフの途中で律が玲奈の腰を抱き寄せる。
完全にアドリブだ。予想外のことに玲奈は頬を赤らめセリフなんて飛んでしまう。
『ずっと一緒にいるのですよ。俺の可愛いお姫様?』
その律のセリフで無事、劇が終わる。
てか、こんなセリフなんてないし、腰を抱き寄せるなんて、台本に書いていなかったはず…どうして…?
玲奈の頭が真っ白になり困惑した様子の中、
観客席から歓声や拍手、中には開いた口が塞がらない人や涙を流す人までいる
「さいこぉ…」「2人とも可愛いしかっこよかった…」
「あ〜、劇見に来てよかったぁ…!」
「玲奈も律くんもよかったよー!ありがと〜!」
律と玲奈は軽く礼をして
玲奈は幕が降りるまで観客のみんなに笑顔で手を振っている。
律は幕が降りるまでぼーっと玲奈を見つめている。
幕が降りると安心したのか玲奈はその場で崩れ落ちると、そんな玲奈を見た律が手を差し伸べる。
『おつかれ。立てるか?』
玲奈は差し伸べられた手を取り立ち上がる
「…ありがと、橘くんもお疲れ様。」
─────そう言って2人は舞台裏に戻って行った。
