学園一のモテ女は、塩対応男子に夢中です!

恋なんて、簡単だと思ってた。

笑って目を合わせて、少し甘く微笑めば――男の子は簡単に落ちる。

それが私、八雲 玲奈(やくも れな)の“日常”。

……でも、彼だけは違った。

橘 律(たちばな りつ)

私の視線も、笑顔も、まるで通じない。
気づいたら、いつの間にか。

私の方が、彼に夢中になっていた。