チャットの相手は同中の≪不登校≫≪生徒会長≫でした⁉

 ユ 「もしかして、ゆうやって苗字高橋だったりしない?」

 ゆ 「そうだけど、なんで?」

 突然の質問に驚きながらも、平静を装って答える。

 ユ 「行ってない中学って、北川中?」

 ゆ 「そうだけど」

 さらに、核心に迫る質問に心がざわつく。

 どうして、そんなことを知っているのか、という疑念が渦巻く。

 ユ 「まさかと思ったけど、本当に?」

 ゆ 「何?個人情報調べでもしたの?」

 苛立ちながらも、ユズの次の糸を探るように問い返す。


 ユ 「ゆうや、私の隣の席なんだよ」

 その一言に目をひん剥く。

 どういう状況なのかがうまく読み取れない。

 ユ 「私もゆうやも、北川西中の3年2組」

 ユ 「ゆうやって、本名高橋悠夜でしょ」

 頭が混乱する。

 ゆ 「確かに合ってるけど」

 驚きと戸惑いを隠し切れず、言葉を返す。

 証拠は出されたものの、信じられない気持ちが強い。

 ユ 「私もまさかって思ったけど、ハンドルネーム同じだし、もしかしたらと思って訊いてみた感じ」

 ゆ 「マジなんだ」

 驚きと困惑。

 ユ 「ごめん。ちょっとまたね」

 ゆ 「うん。また」

 ユズは俺が行っていないあの中学の隣の席に生徒会長として、通っている。

 ユズは会える距離に住んでいる。

 会ってみたい。

 だけど、最近、引きこもり状態で外に出れていない。

 それでも、ユズに会ってみたいという好奇心が煮え切らない。