その後、ちゃんと千佳ちゃんと瑠花ちゃんに報告した。
「おめでとー!!こっちからしたらやっとか、って感じだけど!で、どっちから!?」
「千佳、この後姫迎えに来る王子様いるんだからそこらへんにしときなよ。千佳も私とシフトの時間同じでしょ?ほら、行こ」
「ちょ、色々聞きたかったのに〜!今度ぜっっっっったい聞くから!」
「それは私も同意見よ。じゃあ、彼氏さんと楽しんでね、姫」
そう言って2人はシフトに入って行った。
いつ来るかな、と待っていると、突然視界が真っ暗になった。
「だーれだ?」
「宗一郎くん…!」
「バレちゃったか〜」
パッと視界が明るくなったと思うと、やはり後ろに宗一郎がいた。
そしてなぜか周りの人たちが固まってこちらを凝視している。
かと思えば、普通は騒ぎそうな子たちが何事もないかのように仕事をしている姿も目に入った。
それからは宗一郎と一緒にクラス企画を見て回ったり、一緒に食べ物を食べたりした。
その間、どうしても姫奈には不思議に思うことがあった。
なぜか、宗一郎が姫奈の好みをまるで把握しているかのように接して来るのだ。
「なー、姫、ここのワッフル食べる?」
今もそうだ。あまり姫奈のことは知らないはずなのに、姫奈の好きなワッフルを勧めてくる。
「う、うん。ありがとう。あ…あの、なんで私の好きなものばかり勧めてくるの?」
そう質問すると、宗一郎の耳が赤くなった。
「…去年からずっと見てたから」
思った以上に返答の声が小さかったので、聞き取れずに聞き返すと、
「見てたんだ。去年から。姫のことを。姫、よく友達と商店街近くに遊びに来てただろ?実は俺、商店街の中にある喫茶店でバイトしてて。よく見かけたし、甘いもの…特にワッフルなんかは幸せそうに食べてたから…」
「え!?見られてたなんて…!そ、そうなんだね」
なるほど、と納得した姫奈と恥ずかしそうにしている宗一郎はその後も文化祭を見て回った。
「おめでとー!!こっちからしたらやっとか、って感じだけど!で、どっちから!?」
「千佳、この後姫迎えに来る王子様いるんだからそこらへんにしときなよ。千佳も私とシフトの時間同じでしょ?ほら、行こ」
「ちょ、色々聞きたかったのに〜!今度ぜっっっっったい聞くから!」
「それは私も同意見よ。じゃあ、彼氏さんと楽しんでね、姫」
そう言って2人はシフトに入って行った。
いつ来るかな、と待っていると、突然視界が真っ暗になった。
「だーれだ?」
「宗一郎くん…!」
「バレちゃったか〜」
パッと視界が明るくなったと思うと、やはり後ろに宗一郎がいた。
そしてなぜか周りの人たちが固まってこちらを凝視している。
かと思えば、普通は騒ぎそうな子たちが何事もないかのように仕事をしている姿も目に入った。
それからは宗一郎と一緒にクラス企画を見て回ったり、一緒に食べ物を食べたりした。
その間、どうしても姫奈には不思議に思うことがあった。
なぜか、宗一郎が姫奈の好みをまるで把握しているかのように接して来るのだ。
「なー、姫、ここのワッフル食べる?」
今もそうだ。あまり姫奈のことは知らないはずなのに、姫奈の好きなワッフルを勧めてくる。
「う、うん。ありがとう。あ…あの、なんで私の好きなものばかり勧めてくるの?」
そう質問すると、宗一郎の耳が赤くなった。
「…去年からずっと見てたから」
思った以上に返答の声が小さかったので、聞き取れずに聞き返すと、
「見てたんだ。去年から。姫のことを。姫、よく友達と商店街近くに遊びに来てただろ?実は俺、商店街の中にある喫茶店でバイトしてて。よく見かけたし、甘いもの…特にワッフルなんかは幸せそうに食べてたから…」
「え!?見られてたなんて…!そ、そうなんだね」
なるほど、と納得した姫奈と恥ずかしそうにしている宗一郎はその後も文化祭を見て回った。
