それでも私たちは紛れもなく『親友』だった。

 
…゛あの時゛までは



「でねでね〜…聞いてる?」



「んぁ?うん聞いてる聞いてる。それでー?」



「それ絶対聞いてなかったやつでしょ!
まあいいよ。そんな適当なところも許してくれる親友がいて、優香ったら幸せ者だね!?」



そうだよね?そうだと言え!と言わんばかりの圧を感じて思わず「うんうん、そーだね」と同意してしまう。


こーいう気の強いところも、嫌いじゃない、なんて。


割と重症だったりするのかもしれない