俺はヒロインをやめたい

「ふーんふふーん♪」

「あとくん!焼きそばパンのこと忘れないでね!?」

「大丈夫だよ~」

「ほんとかな…」

これは私が男子校に通い始めた二日目の話

「う、うらめしや!」

「え?」

私が振り返るとおどおどしながら立っている同い年ぐらいの男子がいた

「立ってるというか浮いてる…?」

「僕はお化けだぞ!」

なんかぴーちくぱーちく言ってるけど…

「可愛い…」

「な、なんだと!?///」

照れながらも反抗するMAXの幽霊くん

「あとくん、どうしたの?」

「あ、ごめん!律くん先行っといて!俺も後から行くから!」

「OK!じゃぁ後で!」

「うん!」

私は律くんが行ったことを確認すると幽霊くんに話しかけた

「なまえ!教えてよ!」

「僕の…名前…?」

幽霊くんは何かを思い出そうと頬に手を当てていた

「わかんない?」

「うん…」

私がそう聞くと幽霊くんは申し訳なさそうに頷いた

「ならさ、名前決めようよ!」

「え?」

「幽霊くんの名前!分からないなら新しく作ろう?」

「っ…! うん!」

私がそういうと幽霊くんの顔がぱぁっと明るくなった

「やっぱ可愛い…」

「か、可愛くないもん!///」

私の目の前には頬を真っ赤にしてもんもん言っている幽霊くんがいた