こくん

あたしが頷くと
またすぐに話し始める

「結梨は信じてないかも
しれないけどさあ‥」

そう言ってボールを投げる

彼の投げるボールは
ゴールと愛しあってるように
どんなときにも入って行く



風をきる音が聞こえる


ポーンってボールが落ちる


あたしは彼を見る
愛しい彼を

「俺は結梨が本気で好き」

そう言ってはにかむのも彼のくせ


あたしも君が好き

なんだよ?