本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました

「茉琴ちゃんが本気なら俺も軽い気持ちじゃなく向き合うよ」
松岡はより色を成した瞳で茉琴を見つめた。

自分から持ち掛けた話だが、松岡からの突然の言葉に戸惑う。
これまでの松岡のイメージは、二回の食事でかなり変わった。圭人の執り成しだから安心だし、ここでお願いしますといえば、ちゃんと付き合ってくれそうだ。
でも突如与えられたチャンス、さらに性急に誘われて返事ができない。

「まだお食事するのも二回目ですし、もうちょっと交流を深めてからでも…」

「せっかく圭人がセッティングしてくれたんだからさ」

松岡はカウンターに片肘をつき、覗き込むように茉琴の顔を見つめると、もう一方の手を茉琴の手の甲にそっと重ねた。
「もう一杯飲んでお持ち帰りされとく?」