「そういうことだったんだぁ」

莉巳ちゃんは余裕な顔で腹筋をしながら呟く。


莉巳ちゃん…絶対スポーツできる。

筋肉もほどよくついてるし、骨もしっかりしてる。


なんて頭の中で考えながら莉巳ちゃんの次の言葉を待つ。



「どおりで2人が仲いいと思った」


仲が良い…??

まあ確かに仲はいいと思うけど…


莉巳ちゃん?

そのニヤニヤ顔はなんかたくらんでるよね?



『莉巳ちゃん?

今、思ってること…口にしちゃあダメだよ?』


焦ったように稲葉さんが言う。


え…?

稲葉さんには莉巳ちゃんが考えてること分かっちゃったの?


やっぱり血が繋がってるだけあるな…



『さて、結衣先生

僕、もう100回腹筋終わったんですけど?』