あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「……乃亜」




空が、あたしの目をしっかりと見た。


初めて、名前を呼んでくれた。













「————ありがとう。俺は、乃亜を認める」









「……認めてくれて、ありがとう」



「……乃亜は、あいつに似てる。俺を庇ってくれたヤツに。あいつも、乃亜みたいにまっすぐだったな……」










空の目から涙がこぼれ落ち、光っているように見えた。







きっと、それは見間違いじゃないだろう。