驚いたようにあたしを見た空に向かって、続きを話した。
「あたしのお父さんも、お母さんも。あたしがいたから、短い時間しか生きることが出来なかった。あたしの兄弟だって、一人で背負わせたから、当たり前の日常を送れなくなった」
「……」
「実はね、あたしも双子なんだよ」
「そうなのか?」
「うん。あたしには、大好きなお兄ちゃんがいるんだけどね? お兄ちゃんはあたしより劣っていたところがあった」
劣っていたところって言うのは、運動神経。
あたしの方が優れていたから、あたしは組長になるって言われてた。
「でもね、あたしの方が劣っていたところだってあったんだよ」
「……!」
「あたしの方が、バカだったからさ。お互いに、支え合ってたよ」
あたしは、組長。怜は、社長。
「お互いが、唯一無二で。どちらかが欠けたらダメだった」
「そ、れは……」
「だから、空。もういなくなるなんて考えないでよ。絶対に欠けたらダメ。取り残された方は、絶対に辛いから」
怜がああなったとき、あたしはどれだけ絶望したか。辛かったか。
忘れられないくらいの怒りと、憎しみと、悲しみがあった。
いなくなるってことは、誰かが悲しい思いをするっていう事と同じなんだよ。
「あたしのお父さんも、お母さんも。あたしがいたから、短い時間しか生きることが出来なかった。あたしの兄弟だって、一人で背負わせたから、当たり前の日常を送れなくなった」
「……」
「実はね、あたしも双子なんだよ」
「そうなのか?」
「うん。あたしには、大好きなお兄ちゃんがいるんだけどね? お兄ちゃんはあたしより劣っていたところがあった」
劣っていたところって言うのは、運動神経。
あたしの方が優れていたから、あたしは組長になるって言われてた。
「でもね、あたしの方が劣っていたところだってあったんだよ」
「……!」
「あたしの方が、バカだったからさ。お互いに、支え合ってたよ」
あたしは、組長。怜は、社長。
「お互いが、唯一無二で。どちらかが欠けたらダメだった」
「そ、れは……」
「だから、空。もういなくなるなんて考えないでよ。絶対に欠けたらダメ。取り残された方は、絶対に辛いから」
怜がああなったとき、あたしはどれだけ絶望したか。辛かったか。
忘れられないくらいの怒りと、憎しみと、悲しみがあった。
いなくなるってことは、誰かが悲しい思いをするっていう事と同じなんだよ。

