は?
なに、いってんの……?
陸で、よかった?
俺が傷ついたら、恥をかくだと?
『……ふざけんな』
『え?』
『俺も陸も、お母さんの物なんかじゃない!!! 心配する言葉すらないのか? それでも親か!?』
『そんなの。別に陸くんがいなくなっても困らないもの。時期社長は空くんよ? 二人はそっくりなんだし、別に片方いなくなったって関係ないわ』
こいつが親だと言うことが、心底憎らしい。
こんなやつの血が俺の中にも流れていると思うと、憎悪が増した。
その後、病院に行くと、陸は目を覚ました。
頭をぶつけた影響で、ぶつけた直前……喧嘩をしたことは、覚えていなかった。
そして、傷は、一生残る事も伝えられた。
お父さんが、俺たちの仲が壊れて後々面倒くさくなるのが嫌だと思ったから、陸がぶつけたのはドジ、という事になった。
————あれは、俺を庇ってできた傷なのに。
やっぱり、俺は生まれてくるべきじゃなかったんだ。
陸を傷つけて、一生残る怪我をさせて。
それが、一つ目の罪だった。

